シナモン効果 |
TBS番組「はなまるマーケット」をみていたら,シナモンのことを放送していました。
シナモン=ニッキと思われがちですが,成分が若干異なるようです。
漢方薬の成分に『桂皮』というものがありますが「桂皮=シナモン」です。
日常の診療においても,私はよく漢方薬を処方します。
「葛根湯」「桂枝茯苓丸」「桂枝茯苓丸ヨクイ仁」「温経湯」などなど。
漢方薬として,解熱・鎮静・末梢血管拡張・抗炎症・抗アレルギー作用などを目的として
使用されていましたが,最近の研究で,血糖値を下げる効果・老化防止効果があることが,
わかったようです!
『老化防止効果』気になりますよね。
大阪大学 微生物病研究所 医学博士:高倉信幸さん のコメント
「糖尿病に対する血糖値を下げる効果もシナモンにはあると言われています。
シナモンを食べると、シワやシミ、皮膚のたるみ予防や、薄毛予防など、
老化防止につながるのがわかったんです。
私の研究では、1日0.6グラム摂れば、この効果があると考えられました。」
老廃物などでダメージを受けた毛細血管は,脆くなり壊れてしまうことがあり,
壊れた毛細血管は消滅して,栄養が行き届かなくなることにより,
肌にシワができたり,薄毛になったり・・・
シナモン(桂皮エキス)には、血管がもろくなるのを防ぐ『タイツー』という物質を
活性化させる効果があるとのこと。
30代と60代で比べると、毛細血管の量が約40%も減少。
しかし、シナモンを摂ることで毛細血管が丈夫になって、 減少を抑えることができる。
つまり、毛細血管の寿命を長くすることができるのだそうです。
治療として必要な漢方薬から摂ることも,もちろん可能ですが,
急激に冷え込んできた,この季節にピッタリなカプチーノやシナモンティーから,
お手軽に美味しく摂るのもオススメです。